| 日吉: |
今週は岩手県のバイオマス計画についてEMの開発者で琉球大学教授の比嘉照夫先生からお話を伺いました。 |
| 日吉: |
岩手県のバイオマス計画書を見ていただいたと思うのですが、これについて先生コメントをお願いしたいと思います。 |
| 比嘉: |
よく出来ていると思います。出荷で現状を把握して、どのように展開をすべきかという課題も提案していますし、方向性として、果てしない所は随時検討しながら、新しい情報を入れて展開しようと。ある意味では今のレベルで言いますと、模範解答です。ただ、全体をみますと、従来の技術でやっていこうということになると、色んな限界があるということも書いています。バイオマスというと、生物資源のことで、生物が作り出した有機物、これをエネルギーや家畜の資料や肥料とか、そういったものに切り換えていこうと、こういうものがバイオマスの活用ということです。農林水産省も数年前に、バイオマス戦略構想というのをたてて、国内の生物資源を多機能に、効率良く使おうと、こういうことでは国も県も一致しています。しかし、これは廃棄物がたくさんでてきて、その処理をどうするかということに立脚していて、ちょっと後ろ向きです。それには理由もあります。日本はカロリーベースでいいますと、60%資料を含めて食料を輸入しているんです。資料を含めた食料残さ、これは国内で出来た物よりも多いので、この有機物を農地に還元しようと思っても、問題を起こしてします。問題を起こしても、メタンガス発電にしてを利用し、問題がないような状態で畑に還すと、そういうことで進んでいます。岩手県でも一部そういうことが書いてあります。しかし、EMという立場から見ますと、手間ひまかけずに処理できますので、とにかく計画を出している全ての方法にEMを入れるとすべて解決できるんです。例えば、畜産の水にEMを入れて飲ませる、餌に混ぜる、そうすると出て来た糞にEMを軽くかけて、そのまま畑に保って行けます。たい肥化するなどの色んな作業がいらないのです。その他の有機残さもそのようにできます。また新鮮な材料であれば、それをEMで処理して資料に使って、家畜の餌にし、そしれそれを更にまたEMで処理して高度な農業にもっていく。それともう一つ、バイオマスの積極的な戦略展開というのがあります。これはどういうことかというと、畜産や色んな廃棄物をEMですばらしい機能性の高い肥料に変えて、それを大量に徐々に投入できるんです。今までの二倍も三倍投入できますから、外国とかから大量に入って有機物が過剰だとかだとか、あまっているなど関係なく投入できるんです。そうすると、とうもろこしやお米も二倍以上の採れるようになります。そうすると、とうもろこしは、アルコール燃料の原料にもなりますし、プラスティックの原料にもなりますから、残った青い部分は畜産の餌にもなります。同時に茎はパルプ材としても機能します。お米の場合も同じことが可能です。ですから、このように高機能な有機肥料に変えて、大量に土壌に戻して、限界突破的なすごい生産物をあげて、これでハイレベルなバイオマスの展開をすると、ここは前向きなバイオマス対策として一番大事なことです。ここを間違って、畜産や生ゴミ等の処理ができない、腐敗性の有機物はメタンガス発電に使おうと、これは工場もよく錆びますし、廃棄物を保ってくる手間ひまも大変なんです。ヨーロッパの場合は処理ができない、某大な費用もかかるので、オランダやドイツでも、EMを使っている所はメタンガス発電を止めて、牧草が二倍三倍とれるように、とうもろこしも二倍とれるようになって、だんだん変わりはじめたんですね。某大な予算を使ってしまったということにならないように、今からこの先端的な技術、しかも岩手県であちこちに広まっていますから、それを活用して、戦略を練り直した方がいいです。すばらしいバイオマスの立県のモデルになれると思います。燃料にする場合でもEMで処理をすれば、その効率もいいし、排気ガスもいいし、その燃やした灰も立派な肥料になります。あらゆるものが高度に資源循環できます。今のままでは高度ではないんです。たい肥をつくろうとしても、コストがかかる、肥料効果も低い、燃やしたら消却灰もどうしたらいいのか、色々問題を抱えている。こういう指摘も計画書であるんですね。でもこれを同時に解決できますから、ぜひチャレンジして欲しいですね。 |
| 日吉 |
ありがとうございます。ちなみに何倍も畑にいれるというのは、どのようにしたらいいのでしょうか? |
| 比嘉: |
これはEMを思いっきり撒いて、臭いが消えたらどんどん入れていいんです。従来の常識の二倍、三倍も。それから畑に入れて、残っているようだったら、また上から撒けばいいんですね。10アールに換算すると活性液で200〜300リットルもあれば十分に効果があるんです。生のぐしゃぐしゃの臭いのあるふん尿を撒いても、それくらい対応します。これは自在に増やせますので、一番コストがかからない方法です。有機物をたい肥かしようとすると、集めるだけでも大変です。すぐに現場で処理できる、また処理出来ないときは、EMをかけて積んでおくだけでもいいんです。雨があたるのであれば、シートをかけておく、一年でも二年でも安定的に保存できますから、二次公害がでるということはありません。ですから、まずはチャレンジしてみるということが大事だと思います。 |