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平成18年1月14日 放送分 「日本と外国のEM活動について」
司会:日吉ようこ 解説:比嘉照夫
提供:地球環境共生ネットワーク、岩手コンポスト、遊探総合企画
日吉: 今週は日本と外国のEM活動について、EMの開発者で琉球大学農学部教授の比嘉照夫先生からお話を伺いました。
日吉: 先生、EMは世界130か国あまりで使われているということですが、ぜひ、世界の動き、また日本の動きを教えていただきたいと思います。
比嘉: EMは特定な微生物ではなく、我々の周辺にいる、乳酸菌とか酵母菌や光合成細菌とか、こういうグループです。人間や環境に対して、プラスな働きをして、マイナスな働きはほとんどないわけです。抗酸化作用や非イオン作用など、蘇生的な力を持っています。同時にこれは誰でも増やして、どうにでも使って良い。世界中どこにでもいいという微生物です。国や県が認可できない生物というのは、遺伝仕組み変えしたもの、未知の安全性を確認されていない生物です。EMは食品加工にもどこにも使われていて、許認可の全くいらない生物です。ですから、世界中どこにも入って行けます。初めは色んなことを言われました。でもこの学名や、きちんと内容を示して、安全性から全部示していますので、今ではどこの国でもOKです。使い方、増やし方も公開していますので、大掛かりな環境汚染、化学物質汚染、有機物のリサイクルなど、色んな形で広まって来たんです。これの一番大きなものは、一昨年のスマトラ沖地震の被害の時、色んな衛生問題が起こったのですが、タイでは、空軍を使って、EMを運んで、タイの軍隊は衛生問題の対策を行いました。インドネシアも、インド、ミャンマー、スリランカもかなり広くやりました。AP通信社が、正確に広く発信してくれたんです。国連も今まで色々とやっておりますが、そういう意味で石油の汚染対策、今までの方法では、コストがかかって難しいというところに、入って行きました。タイではキングプロジェクトとして、王様が推進する国民救済プロジェクト、自立プロジェクトみたいなものがあって、それは、タイの国軍が推進しています。今まではタイの発電公社を始め、軍のほうが、麻薬を作って問題になったところに、自立を促すためのEMの指導とか、国の政策として積極的に動き出したところもあります。まだ、自由競争で、一般の改良資材、農業資材として動いている所、環境対策として動いているところ、こういうのもあります。これまでに、相当数のEMの博士がでております。韓国や、他の国でもでています。EMで博士論文を書いたという人もたくさんいて、学術的にも評価されるようになってきました。インターネットを御覧になれば、EMテクノロジーネットワークというのがあって、世界でどういうことをやられているか、特に、米州中央開発銀行といって、アジア中央開発銀行と同じように、中南米の開発を担当している銀行は、中南米の貧困と環境問題はEMでなければ解決出来ないという結論に達したんです。これは去年の沖縄の総会でもそういう話になって、コスタリカにある、国際湿潤農業大学という、熱帯農業大学という有名な大学ですが、そこはカリキュラムを全部EMにして、中南米の普及の拠点になっています。似たようなことは、韓国のゼンショウ大学、イギリスのロイヤル・アグリカルチャー・カレッジ、チャールズ皇太子が名誉学長していますが、そういうところ、今度は大学の中にカリキュラムが入り、EMを普及しようという体制に入ってきました。化学的、学問的、実際的にも、着実な歩みが出て来て、今年、ヨーロッパでも大きなEMフェスティバルがあります。これで大体のかたちは出来上がったと思います。社会的な認知を受けた流れだと思います。日本の場合も当初、EMについていろんな誤解があったりしました。でも本当にEMが効かないなら、公開普及に入って23年目になります。つぶれて当然です。本当に力がなければ。そういう意味では、国民の一人一人の力でEMを増やして活用しているレベルと言うのは、世界の中でダントツです。他の国では政府主導型で、困っているからこれでいこうということですが、日本の場合は、自由にやってくださいという雰囲気です。初めはそうではなかった。変な生物を持ち込まないで下さいなど、学会で色々とたたかれました。それが今では安全性も確認されて、がらっと雰囲気も変わり、高知県のEMをベースにした、有機農業を推進する養成機関ができたり、青森県のように畜産を積極的に推進したり、兵庫県のように環境問題にEMを使っていこうと予算化したり、外国と違って、外国ではトップダウン式なんですが、こちらの場合はボランティア活動でひろがっていますから、ボトムアップできてますから、このままで行きますと、日本によって生まれ変わる、世界に示す大モデル国家となります。これは、どんな外交とか、国際親善など色々いうよりも日本が未来型国家として、環境も健康も資源リサイクルも全て、ああ日本に学ぶべきと、こういう手前まできています。そこを強化すれは、そのことだけでも世界に対する大きな国際貢献ができます。EMのモデル国家は、世界にもたくさんありますが、いかんせん、底辺が弱いんです。ですが、日本の場合は底辺が圧倒的に強いです。どこにいっても、EMのNPOでも100以上あります。こういうことを考えると、未来型の国のあり方を示す、国際貢献をする大きなチャンスと、そう考えています。