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12月4日放送分
司会:日吉陽子 ゲスト:高橋 剛
NPO法人地球環境共生ネットワーク、遊探総合企画、岩手コンポスト
   
日吉: こんにちは、日吉陽子です。毎週この時間は、今話題の有用微生物群EMの最新情報を始め、身近なところからのEMの活用法などをお伝えしています。今週は、「三陸自然環境新産業プラットホーム」をご紹介します。今年6月に三陸地域の経済活動の活性化を目的として発足し、環境問題の解決策としてはEMを活用しているということで、理事長の高橋剛さんにEM研究機構の石川研究員がお話を伺いました。
石川:

まず、この会がどういう会なのかご説明していただけますか。

高橋: NPO法人です。従来は福祉関係や環境関係、子どもの健全育成といったものが圧倒的に多かったのですが、私たちのNPOは経済活動の活性化を目指して作りました。
石川: このNPOができたのは、いつ頃なのでしょうか。
高橋: 1年前から検討会を重ね、新年度になって申請をしまして、6月に認証が下りました。
石川: 事務局が宮古にあるそうですが、どういった範囲で活動していくのでしょうか。
高橋:

まず、事務局は宮古市なのですが、沿岸地帯あるいはその流域を含めて対象範囲にしたいと考えています。今のところ北は岩泉町、南は山田町の方々と一緒になって活動しています。

石川: この会では現在EMに取り組まれているということなのですが、どのような活動をされているのでしょうか。
高橋: まず、NPO法人の設立記念講演ということで、7月の中旬に「EMによる海の浄化最前線」という講演を宮古市で開催しました。その時に、さまざまな事例として、瀬戸内海、有明海、大阪湾でのEMによる成功事例の映像をふんだんに使って発表しました。それが終わってから、EMの技術の事例として、米のとぎ汁発酵液やボカシ作り、生ごみ処理、ヘドロを取るのに効果があるEM泥だんご作りというものを実演しています。
石川: 全国的に水の浄化で活用されている瀬戸内海や有明海の事例を紹介したわけですが、その講演に参加された方の反応はどんな感じだったのでしょうか。
高橋: 素晴らしかったです。議員の方などからも問い合わせがありましたし、いろんな勉強会をしたいという声もありました。
石川:

その他にはどのような活動をされているのでしょうか。

高橋:

すでに7、8年前からEMをやられている方がかなり多くて、新しい技術をもう一度整理する意味でEMインストラクター講座を開催しました。

石川:

EMインストラクターというのは、これからEMを広めたり技術指導をする方ですよね。

高橋: もうすでにEMを扱って10何年というベテランもいます。そういう方々を中心にして、もっと広げるようなお手伝いをしていきたいと思っています。それから地域の中で、これもかなりやっているのですが、なかなか理解を得られないということもあるので、そういった方々と一緒になって勉強会や研修会を開いていきたいと思っています。
石川: 宮古地域でのボランティア活動もされているということですが、どういう活動をされているのでしょうか。
高橋:

全国でかなり実績がある小中学校のプールの浄化です。宮古市にある4校に、10月の末にEMを1トンまきました。2クラスあったのですが、子どもたちが一斉に来て、一斉にEMをポリタンクに入れました。そして、校長先生と一緒になってプールにEMをまいてきました。

石川: 今後どのような活動を行っていく予定があるのでしょうか。
高橋: すでに牡蠣の養殖業者の方が使われ始めているということで、あちこちで成果らしきものが出ています。その方々と一緒になって、もっと良い事例なり検証をしていきながら広めていきたいと思っています。地域ごとや分野ごとに研究会などを作ろうと話し合っています。
石川: 具体的にはどういう風に使えるのかご紹介いただけますか。
高橋: 牡蠣養殖では、牡蠣を吊るすロープにEMを浸しているということです。それから牡蠣全体にも、洗うというか、ちょっとつけるということをやっています。こうすると、牡蠣の成長がかなり良くなります。これはやっているところとやっていないところで大きな差が出てきたと報告されています。
石川: 海の養殖関係にも広がりつつあるということですね。それから、あわびにはどういう効果が得られるのでしょうか。
高橋:

あわびは、えさにEMを浸して育てるのですが、従来のただのえさよりも食いつきが良いです。成長も、1年間なのですが、数ミリ大きくなっているようだと報告されています。これも今年から始まったものですので、えさの研究なども一緒になって連携プレイを取ってやってみたいものだと思っています。

石川: その他に、これから行っていきたい活動にはどのようなものがありますか。
高橋:

漁港に行きますと、牡蠣がかなり臭くなっています。当然NPOとして悪臭対策は考えます。さらに、その牡蠣の行方はどうなっているのだと考えますと、正直困っています。実は昔から牡蠣の殻は水質の浄化に使われてきました。私たちNPOも環境浄化に力を入れるわけですが、牡蠣をEM処理だけでなく、場合によってはEMをかけてセラミック化します。これによって、浄化資材に商品化できるだろうということで、それを目指しています。当然商品化した場合は、販売先の開拓もしていかなければなりません。また、その牡蠣殻は、ヘドロ除去しますので、牡蠣棚の下にまいてあげるのが一番良いだろうと思っています。しかし、この辺は漁協や行政との関係もあるので一緒になって、有効な利用の仕方について研究しながら実践していきたいと思っています。