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1月8日放送分
司会:日吉陽子 解説:比嘉照夫
NPO法人地球環境共生ネットワーク、遊探総合企画、岩手コンポスト
   
日吉: こんにちは、日吉陽子です。毎週この時間は、今話題の有用微生物群EMの最新情報を始め、身近なところからのEMの活用法など詳しくお伝えしています。今週もEMの開発者で琉球大学農学部教授の比嘉照夫先生にお話を伺っております。
日吉:

先生、EMはありとあらゆる所で本当に効果を発揮していると。どうもコンクリートで力を発揮するということが八戸工業大学で発表がありましたけれども、中で生きているのですか。私が分かるようにぜひお話をしていただきたいと思います。

比嘉: これは、微生物に対する思い込みや誤解があるのですね。例えば、コンクリートの中にEMを混ぜると死んでしまうのではないかとか、中で生きているはずは無いとか。だから、生きて無いからコンクリートの効果が出ないとか。いろいろな意見が交錯しているわけです。これは、微生物の機能に対する理解が十分でないために起こっているのです。微生物の武器と言いますかね、微生物が機能するためには、それぞれに対応する酵素を作るのです。人間の消化酵素とかね、体がいろんなエネルギー代謝をしたり体をスムーズに動かすためには、いろいろな酵素が関与してエネルギーのやりとりとか、有害物消したりとか。また、ものによっては有害な酵素が入ってきて体を害するとか。微生物は酵素を作り出して、この酵素の作用によって微生物の効果というものは出てくるのです。だから極端な言い方をすると、微生物に酵素を作らせて、この微生物を熱で殺したり乾燥して分裂しないようにして、そして製品化しているものがあるんですね。これは酵素剤と言います。微生物が作った酵素で、この中には微生物がいないように殺菌したり除菌して、それで技術的によく効くわけですね。酵素作用で。けれどもこれは増えません。微生物がいないですからね。だから、それはそのままであると。微生物の働きをうまく製品化するために、酵素剤とかね、あと名前が出てこないけど。これは微生物が作り出したものである。EMの場合は生きた菌を増やして、その後酵素が増えて両方で働くんですよ。だから増やすことができて、酵素ができればなお効果が高い。だから、酵素を作るためには時間がかかるんですね。例えば、EMを増やして、数だけ言えばね、24時間でものすごい量になる。百倍や千倍や万倍というのは、わけなく増えるのです。ですが、24時間たってEM液を使って果たして効果があるかというと、効果が無いんですね。微生物の数は増えているけれど、酵素は増えていないのです。酵素を増やすには時間がかかるんですね。普通、発酵時間と言います。通常は2週間くらいかかって、要するにEMのとぎ汁発酵液を作ると2週間くらいでガスが止まりますね。ガスが止まったときは中の栄養を食べて、もう全て必要なそのレベルの酵素は作りましたという証明なんです。例えば漬物、お味噌なんかにはね、八町味噌というのは5年、10年かけるとお薬みたいな味噌になるんですね。EMの仲間が5年も10年もかけて強烈な酵素をたくさん作って、それが累積して。だから、おけばおくほど、ねかせばねかすほど良いお酒、良いウイスキー、良い味噌になるというのは、そういう事なんです。ですから、コンクリートが300年も持つというのは、抗酸化作用ですね。コンクリートを酸化させない作用です。これは全て酵素の働きで、コンクリートの中でEMが生きている、死んでいる関係なく、酵素さえあれば酸化、劣化するのを防ぐとか、コンクリートの中の鉄筋の錆を止めるとか。これが起こるわけです。例えば洗濯に使ったりお風呂に使ったり、EMが作った酵素を利用したいという時は1日、2日で培養したのでは駄目で、やっぱり2週間とか3週間とかガスが抜けるまで培養させて。そして、だいたいEMの活動が終わると上澄みがきれいに分離します。だから、米のとぎ汁発酵液を長くおいておきますと、赤だいだいというかきれいな色になりますね。あれには微生物が少なくて、酵素がいっぱい入っています。ですから、あの上澄みを取って部屋とかに撒く。あるいは洗濯の時に使うとよく落ちるというのは、酵素洗剤とかいろいろ言っていますね。そういう事なのです。ですから、堆肥を作ったり川をきれいにしたり、悪臭を根本的に除去しよう、畜産で使おうという時は生きた菌で培養は短くてもどんどん撒いた方がいいですね。ですけど、洗濯や部屋の抗酸化力を上げるとか健康とかいろいろ考えると、酵素をたくさん作った方がいい訳です。それは熟成させて使う。こういう理解をすれば、コンクリートの中でEMは死んでいるのだから効果は無いのではないかとか、こういう発想にはならないと思うのですが。そういう微生物に対する取り違いをしてしまって、信じられないとか言うのはこういう事なんです。それから、酵素ですから寒い、暑いは関係ないです。南の家は暑い所でできたから、寒い所には効かないというのは嘘で、高温にしようが炊こうが酵素は壊れないんです。微生物はいなくても酵素があれば、微生物が働いた結果と同じ事が起こりますので、寒い地域でもどんどん使うという事がポイントなんですね。どうぞ、そういう事を考えずに思いっきり使えば、この意味が分かると思います。