| 平成17年5月14日(土)放送分
「EMの最新情報 比嘉教授のお話」
日吉:今週はEMの開発者で琉球大学教授の比嘉照夫先生にお話を伺いました。
先生、EMは日進月歩と言いますか、色々な使い方をみなさん考え出したり、比嘉先生からもお話されたりしているので、ぜひリスナーのみなさまに最新情報をお願いいたします。
比嘉:二月に東京で第10回のEM農法とEM技術交流会を行いました。丁度10年です。この10年の流れを見ていると、ずいぶん変わったなというのがいくつかあるんですね。最初の頃は少ないEMをいかに上手に使うか、しかし、だんだんに増やし方や、大量に増やす設備や機材が開発され、またプロジェクトを組めば思いきってEMを使えると、こういう状況に変わってきました。しかし、農家の方々もそこの利点を理解していなくて、私たちからみると少しもったいないなと思っていました。今までだと農薬の代わりにいつどのように撒くなどといったことを聞かれました。しかし、今回の発表では、EMを増やす設備、百倍利器や、そういったものを農機具として導入しはじめ、どんどんEMを増やし、効果をだすために時期を問わず撒いていけば成果があがります。ですので、ヒマさえあれば農家の方々は積極的に撒くという傾向が見られました。目立ったところでは、北海道、青森の畜産関係ですね。これまでは消毒剤がわりに使う程度の間隔でしたが、これをどんどん使う事により、家畜は病気にならない、餌の効率もよい、悪臭、衛生、などの対策も消えたなど、同時に畜産の廃棄物が立派な有機肥料として売れたなど、またそれを意識的に導入してさらにEMを使うという農家も増えてきました。水田でも大きな農家は自分達で百倍利器を買い、水口から一週間か二週間に一度おもいきって流という人たちも出てきました。EMをやると化学肥料や農薬をやめなければ行けないという誤解がありますが、そうではなくEMを流していけば化学肥料や農薬の被害が少なくなります。従来の技術にEMを流していき、土壌が改良され雑草が少なくなり、簡単に有機農業に切り替える事が、EMを大量に培養することにより可能になったのです。またひとつ目立ったのは高濃度処理です。10アールあたり50リットルの活性原液を撒きます。そうすると、いもち病をはじめ、紋枯れ病とか、病害虫をほとんど抑えます。間隔的には二週間くらい間があれば十分に効果が得られます。それからもう一つ果樹ですね。根元にかけていく、またはスーパーセラシーというパウダーがあります。これをしっかり幹に塗っていくと、病害虫が少なくなり、台風による落下も少なくなります。ポイントがどんどん使う、使ってすぐに効果がないというわけでなく、これが結果的に半年後、一年後に大きく影響してくるということです。そこに眼目をおいて使い続けていけば効果が確認できると思います。EMを撒くという事は農作物が元気になり、環境もきれいになっていきます。それを食べる消費者も健康になります。そこで働いている方々ももちろん健康になるわけですから、環境を積極的に守ると言うところにポイントがあるので、原点に戻りみなさんも活用されてください。
|