平成17年6月25日(土)放送分

「EMコンクリートへの期待②」

 

日吉:今週は先日、この番組に登場されました、EMを加えたコンクリートの機能性の向上という研究を発表されました、元八戸工業大学の杉田教授と実際にインテリアデザイナーとしてこのコンクリートを活用しています京都市の吉弥信子さんにお話をお伺いしました。

吉弥:私は女性ですし、増改築とかの仕事が多いんですね。主人も同じ設計事務所なんですが、主人は大きいコンクリートなんかで扱うのですが、私の場合は基礎レベルのあたりでEMを入れています。その場合、コンクリートが固まってから仮枠というものを取るのですが、その取ったときにEMを入れたコンクリートと入れないコンクリートとの比較として、EMを入れたコンクリートの仮枠を取ったときにですね、コンクリートのキメがすごく細かい、女性の肌でいうとざらざらの肌ではなくてキメの細かい肌のようにすごい細かくて面がツルっとしていてしかもつやのあるコンクリートの肌になっていました。あれを見たときですね、細胞がすごく細かいという感じですから丈夫なんだろうな~という感じがデータなどの数値を見なくても目で見ただけでも思いましたね。

日吉:杉田先生、これはどういうことなんでしょうか?

杉田:どうしてそうなるかっていうことはそれこそEMの不思議現象の1つでして、難しいんですけども。今、吉弥さんが言われました表面がキメ細かくてつややかになるということは私も実際にEMコンクリートの実物構造物を見て、それから表面の特徴を機械で測定してみてですね、そういう現象をはっきりと掴んでおります。専門的用語で言いますと、表面の透気係数の能力がどのくらいあるかということですね。これを測定してみるとEMのコンクリートは普通のコンクリート比べて10倍くらい空気を通す能力が高いわけです。それだけ緻密なんですね。こういう数値でも実際に証明されております。測定データも私達が全部持っております。コンクリートの劣化というのは空気や水がその隙間を通って中に浸透してきてしまい、これが劣化の大きな原因になっているわけですから、それを通しにくいということは非常に大事なわけです。アメリカやヨーロッパでは重要な建築構造物には塗装するのが昔からのはやりなんですね。それくらい劣化に対しては厳しい対処をするわけですが、日本では初期コストが非常にかかるということで塗装するケースがあまりないわけです。身近なところで言えば、青森ベイブリッジのコンクリートは最初から塗装されています。

日吉:それは空気を遮断するためですか?

杉田:そうです、そうです。これは海上にあるので塩の問題があるわけですからそういう塗装をしております。

日吉:それから、吉弥さんにもう1つお聞きしたいのですが、EMを使用した場合、コンクリートの乾き具合が早いですよね。

吉弥:そうですね。乾きが普通のコンクリートの施工よりも早いですね。2,3日は早いんじゃないかと思います。ですから工期も縮められますし、いいこと尽くめですね。密度は濃くなって、仮枠も早くはずせて業者にとってももちろんお客様にとってもうれしいことですね。

日吉:杉田先生、この乾きが早くなるということはどういう効果なんでしょうか?

杉田:本当は乾きという言葉はコンクリートにとっては非常に都合の悪い言葉なんですね。実際はコンクリートは乾かない方がいいんですよ。今の吉弥さんの言葉を言い換えますと、初期強度が上がるという風に我々は表現いたしますね。初期強度というのはコンクリート打ってから2日3日、それから1週間くらいの間の強度を初期強度というわけですが、確かに2,3日の初期強度を調べてみますと、EMを入れたコンクリートの方が高いんですね。ですから、仮枠をはずせる時間というのは、初期強度が早くあがったから早く仮枠をはずせるわけですよ。我々の室内実験でもその初期強度はEMの方が高いですね。やっぱり2割3割高くなりますから2日3日くらいは早くはずせるまけです。つまり、コンクリートは乾くのではなくて、初期強度が上がるという風に捉えられるわけですね。

日吉:なるほど~

吉弥:それから梅雨時ですね、家の布団や掃除にEMを散布しますよね、そうすると逆にカラットするんですね。だから湿気に対してEMはすごい効果があるんじゃないかと思います。主婦の方々にも布団がびしょびしょになるくらいEMをかけてもいいのよって言うんですけどもその後の乾き方がすごくさらっとしてるんです。布団がふっくらすると同時に布団がさらっとしているので普通の水をかけた場合と比べて全然違うんですよね。そういうのって比嘉教授がいつもおっしゃっているように今までの科学じゃない考え方で見ないと納得できないわけなんですよね。解明されてない部分がたくさんあるわけでけども、実際やってみないと分からないことが多いんですよねー。